歌舞伎のいろいろをかんたんに見てみよう



ケレン
(外連)
見た目が楽しくて観客を “アッ” と言わせるような演出のこと。一瞬で衣装が変わったり、客席の上をワイヤーで吊るしてフワフワ浮遊したり、建物が一瞬にして崩れ落ちたりとにかくスペクタル的な要素が強い。
殺 陣
(たて)
(立廻り)
チャンバラのこと。テレビの時代劇よりももっと舞踊的。常に主役が引き立つように、ヤラレ役の役者【四天(よてん)】がクルッ宙返り(トンボ)をしたり、「やられました〜」と一目でわかりようにバッタバッタと倒れてくれる。



大向う
(おおむこう)
歌舞伎を見に行くと、大抵客席の上の方から「○○屋!!」とか「○○代目!!」など大きな声を掛けている方が何人かいらっしゃいます。昔から何度も劇場に足を運んでいる方々で、見得やきまりで絶妙タイミングで声を掛け、劇場内の雰囲気を一気に盛り上げます。
ツ ケ
【柝(き)】
ツケ
役者が見得を切るとき、バタバタッバタ!!と打ちつけたり、足音を強調するため、物が落ちたことを強調するためなどのときに打ちつける。
(き)
開幕前に役者、演奏者、観客に時間を知らせるために“チョンチョン”と火の用心の時に使うような木の棒を打ち合わせる。または、閉幕の時に決まったテンポで打ち合わせたり、演出のキッカケに打ち合わせる。



衣 装

昔は自分で着る衣装は贔屓筋(パトロン)に用意してもらった。役者同士が競い合い、自分が一番目立つことが重要だった。それぞれのには意味があって、身分性格地位などが分かる。流行している色を取り入れたり、役者の使った色が大流行したりした。

(かつら)
歌舞伎の髪形で有名なのは車鬢(くるまびん)や板鬢(いたびん)でしょう。両方ともサイドフロントを突っ立てたスタイル前髪触覚のように立っていて、車鬢の方は両サイドを棒状に立たせ、カニの足のようだし、板鬢の方は両サイドを平たく固め、ゾウの耳のように見える。



だんまり
今まで普通に演技していた出演者がセリフも無く、スローテンポな動きで手探りの演技をする。舞台上は明るいが、真っ暗な状態という約束になっている。役者紹介や、登場人物の隠している本姓を観客に見せるときに行われる。
屋 号
(家紋)
歌舞伎俳優にはそれぞれの屋号がある。屋号とはお店の名前のようなもので、家族によっても違う屋号のことがある。大向こうさんに見得のときやきまりで屋号を呼ばれることはとても名誉なこと。


どうでしたか?
なかなか おもしいじゃん”と思った人は
もっともっと深〜く歌舞伎のいろいろなことを知ってみよう